2006年07月31日

RAMMSTEIN [Rosenrot]

B000BK8FH4Rosenrot
Rammstein
Universal International 2005-11-22

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発売後かなり時間が経ちますがこれまでこの[Rosenrot]を扱わなかったのはもちろん国内盤の発売を待っていたからです。しかし一度は決まった発売日が延期に次ぐ延期で結局いまだに発売されていません。
これまでのRAMMSTEINは特に[Reise、Reise]時の大掛かりなプロモーションからかなりセールスを伸ばし、昨年は川崎クラブチッタで奇跡の来日公演を実現させ、日本でのRAMMSTEIN人気もこれから盛り上がるかに思えましたが、昨年のSummer Sonic 05出演キャンセルに始まり、[Rosenrot]の度重なる延期による今年の国内夏フェスへの不参加等全くプロモーションがされていません。[Reise、Reise]の成功の後だけにファンは“次”を求めていたと思うので非常に残念な状況です。
本作は昨年の来日時のメンバーのコメントを参照すると、“[Reise、Reise]時に未収録になったいくつかの曲や完成に至らなかった曲をまとめて近いうちにアルバムをリリースする”というものでした。よって曲のマテリアル自体はほぼ[Reise、Reise]制作時のものということで[Rosenrot]の位置づけとしては[Reise、Reise]と対を成すアルバムでありニューアルバムというよりは[Reise、Reise/Rosenrot]でひとつの作品として解釈してもいいのかもしれません。
よって[Reise、Reise]に収録されなかったからといって決して曲のクオリティーが低くい訳ではなく、アルバム通して聴いてもRAMMSTEIN節炸裂のものから新境地といえるものまで、非常にバラエティーに富んだ内容になっています。RAMMSTEINらしい曲としては鋼鉄ギターリフと威厳に満ちたティルのヴォーカルが素晴らしい(1)Benzin(2)Mann Gegen Mann(4)Spring(7)Zerstoren、新境地(5)Wo Bist DuはこれまでのRAMMSTEINにも感じられたゴシックの要素が非常に強く、メロディーの煽情力も際立っています。(6)Stirb Nicht Vor Mir/Don't Die Before I Doはタイトルに英語が使われている通り英語で歌う女性ヴォーカルとのデュエット・ソングで、ティルの何やらいつも以上にロマンティックなヴォーカルと曲そのものの美しさに心惹かれながらもRAMMSTEINの曲であることにいい意味で驚かされます。しかしこのアルバムでいちばんファンに耳を捕らえるのは(9)Te Quiero Puta!かも知れません。スペイン語にもかかわらずRAMMSTEINとしてのアクの強さを失わないティルのヴォーカリストとしての個性とテンションの高さ、歌詞のヤバさ(英語にするとI Love You Bitch!といったところでしょうか)がアルバムの中でも強烈な個性を放っています。
そして私が購入したDVD付き限定盤には3曲のライブ映像が付いておりフランス、日本、イギリスのものが収録されています。海外の2曲と日本の映像を比べるとやはり相当バンドの位置付けが違うのだと実感しますが、それだけにこのアルバムをしっかりプロモーションして少しでも“フルセットでの来日公演の可能性”を高めて欲しかったと思います。

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2006年07月22日

LEATHERWOLF [World Asylum]

B000F6YRUSワールド・アサイラム
レザーウルフ
キングレコード 2006-06-21

by G-Tools

こんなアルバムが出るとは往年のLEATHERWOLFを知るファンのうち、どれだけの人が考えたでしょう。
LEATHERWOLFは80年代のLA Metal真っ只中にデビューしたアメリカ産のメタルバンドで、MOTLEY CRUE、RATT、DOKKENのようなポップメタルバンド全盛の時代にニューウェイブ・オブ・ブリティッシュ・ヘヴィメタル(80年代初頭にイギリスで興ったヘヴィメタル・ブーム。後のハードロック/ヘヴィメタル黄金期はここから始まったとされる)からの影響が色濃く直球ど真ん中のヘヴィメタルをやっているバンドがアメリカから出て来たということで結構な注目を浴びました。
今回の再結成には二人のオリジナル・メンバーしか残っていませんが、彼らが曲作りのイニシアチブを握って制作されたせいか、十年以上ものブランクがあったとは信じがたい程に当時のLEATHERWOLFサウンドを継承しており、そこに新たな顔として元CRIMSON GLORYの2代目ヴォーカリスト、ウェイド・ブラックがこれまた健在ぶりを示すパフォーマンスを披露し、(3)Behind The Gunなどを筆頭に○○メタルではない純度の高いヘヴィメタルが展開されています。トレードマークだったツインリードギターもしっかりフューチャーされ、若いアメリカ出身バンドには出せない緻密さと重厚さを感じさせます。流行のスタイルを意識せずに自分たちのやりたい事を成し遂げたこのアルバムが今の市場でどのように受け入れられるかも注目したいと思います。

しかしなぜLEATHERWOLFが今という時代にこれほどのアルバムを作れたのでしょうか。
ひとつには日本にいるのでは感じることが出来ない程のメタルブームの風が欧米で吹き荒れているのではないかというもので、事実先頃日本でもようやく国内盤が発売されたAVENGED SEVENFOLDは最新アルバム[City of Evil]でメジャー移籍を果たし、すでにアメリカで50万枚以上を売り、いまだに売れ続けている事から、こうしたメタルバンドのメジャー移籍はさらに続くのではないかと思われますが、日本ではこの[City of Evil]すらSummer Sonic 06出演決定後ようやく発売された次第です。レコード会社だけの問題ではないと思いますが、こういう作品をタイムラグ無しに発売出来なかった全ての事情を含めて欧米と日本のメタルを取巻く環境に温度差を感じます。そうしたメタル熱にLEATHERWOLFが触発されこのような作品が生まれたのではないか、などと考えてしまいます。
確かに今時のメタルコア系を新しいロックとして受け入れている若いファンにはLEATHERWOLFのギターリフはメタルコアの源流を知る良い機会を与えるかも知れません。なにはともあれ、このLEATHERWOLFのカムバック作[World Asylum]は嬉しい誤算となりました。

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2006年07月20日

清水エスパルス VS 横浜F・マリノス

日本代表のW杯での惨敗、中田英の引退など日本サッカー界にとってはここで大きな分岐点を迎え、日本代表新監督人事などで沸く中再開されたJリーグ。
マリノスは負傷していた外国人選手も復帰しほぼベストメンバー。岡田監督が言っていた通り中断中にチームを大きくいじる事ないサッカーが展開され、エスパルスの若々しいサッカーに押される場面が多く、試合終了間際に失点するという最悪のスタートになってしまいました。トップ下の選手の起用法や役割といった中断前からの問題もそのままという感じです。確かにエスパルスが良かったのも事実ですが、走るチームに対してボール回しで打開出来ずにカウンターで失点するのは判っているはず。ちょっとした変化でチームは生まれ変わると思うので(事実それほど悪くはない)同じサッカーを繰り返すのではなく後半戦は新しいことにチャレンジして欲しいものです。
このままではオシム・ジャパンに入る選手も少ないと言わざるを得ません。

(対 清水エスパルス戦メンバー)

GK
 1 榎本 達也

 DF
 30 栗原 勇蔵
 3 松田 直樹
 22 中澤 佑二


 MF
 7 田中 隼磨
 35 河合 竜二
 8 マグロン
 5 ドゥトラ
 18 清水 範久(→吉田 孝行)


 FW
 9 久保 竜彦(→ハーフナー マイク)
 19 マルケス(→平野 孝)
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2006年07月15日

LOSTPROPHETS [Liberation Transmission]

B000FQJP28Liberation Transmission
Lostprophets
Columbia 2006-06-27

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本作が3rdアルバムとなるLOSTPROPHETSはアルバム毎に着実な成長と成功を成し遂げて来たという意味でもこの[Liberation Transmission]制作には本人達にも周囲からも多大なプレッシャーとの戦いから生まれたものだと言えるでしょう。
前作からのシングル[Last Train Home]の成功によりデビューアルバムでは散漫な印象だったバンドのパブリックイメージがようやく定着し、その方向性をより明確に深化させた本作の楽曲群は個々の楽曲に今まで以上のキャッチーさが加わり、前作で掴んだ足掛かりをしっかりと踏み外さずにバンドが1ランク上のレベルに到達したと実感出来るアルバムに仕上がりました。無理にヘヴィにすることなく、スクリームに逃げる事もないアレンジは「いい曲」とは何か?という問いに彼らなりに真正面から向き合った結果であり、歌メロの充実ぶりは過去の偉大な先輩達に対する憧れと向上心に溢れており、とくに彼らのような普段ロックを聴かない一般層をも巻き込む可能性を秘めているバンドにとっては、そうした一般リスナーが“たまたまラジオで聴き気に入った(4)RooftopsがLOSTPROPHETSというロックバンドの曲だった”という波及効果を大いに予感させるものになっています。エモやスクリーモといった比較的新しいカテゴリーから次から次と期待の新人がデビューしても思ったほどの成功に至らないのはそうした“一般リスナーの壁”をなかなか越えられないからであり、今回のLOSTPROPHETSはその壁を突き破る可能性を彼らなりに模索した結果であるとも感じられます。
(4)Rooftopsはいまはただの最新シングル曲だとしても数年後にはライブのアンコールで演奏されるべき曲に成長していると思うし、(9)4:AM Foreverはビルボードチャートを駆け上がっても全く不思議ではありません。様々な音楽的影響をパズルを楽しむようにLOSTPROPHETSの個性へと昇華させた原動力はおそらく彼らが好んで聴いた80年代の音楽。当時は作品の完成度の高さへの賛辞としてアルバム全曲シングルカットできるなんて言い方をされていましたが、2006年のLOSTPROPHETSが発表する[Liberation Transmission]にも同様の賛辞を送りたいと思います。

しかし、褒めすぎも良くないので気になった点もチョット。。
1つはボブ・ロックのプロデュース。彼が伝説と言われるのはやはりMOTLEY CRUEの[Dr Feelgood]とMETALLICAのブラック・アルバムを手がけているから。それは曲作りやアレンジ云々ではなく“あのサウンド”こそアーティストがボブ・ロックを起用しようと思う理由であるはず。しかし最近のボブ・ロックのプロデュースは彼であるメリットを全く感じる事が出来ません。常に最強のロックサウンドに仕上げようという意気込みも伝わってきません。それはこの[Liberation Transmission]でも同じでした。
もう1つはイアン・ワトキンスのヴォーカルです。本作は今までのLOSTPROPHETSと比べてプラスの上積みはあってもマイナスと思えるところは個人的にありません。しかしイアンのヴォーカルこそ最もプラスが確認したかった部分ですが、彼にとって80年代のアイコンであるジョー・エリオット(DEF LEPPARD)やジョン・ボン・ジョヴィ(BON JOVI)、セバスチャン・バック(SKID ROW)と比べればまだまだ実力も個性も足元にも及びません。本作ではその部分の上積みは期待していたほどではなかったと思います。言い換えれば継続的な音楽的成長とイアンの今後の成長次第でそうした先輩バンド達と肩を並べる可能性を秘めていると期待している訳です。

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2006年07月08日

RAMMSTEIN [Sehnsucht]

B0000057C5Sehnsucht
Rammstein
Slash 1998-01-13

by G-Tools

筆者が初めてRAMMSTEINを聴いたのはこのセカンドアルバム[Sehnsucht]に収録されている(5)Du Hastでした。
PVにはバンドによる演奏シーンが全く無く映画[レザボア・ドックス]を彷彿させるモノトーンの映像とドイツ語で歌われるメタルのあまりのハマりっぷりに翌日にCDを買いに行くほどそのサウンドは耳を捕らえて離れなかったのを覚えています。後に映画[THE MATRIX]のサントラにも採用されそこでも大きくRAMMSTEINの名前を広げることに成功しました。
ドイツ出身のイメージに相応しい硬質のギターサウンドとティル・リンデマン(Vo)の圧倒的な存在感、ヘヴィだかメロディが強くすぐに覚えられる楽曲のわかりやすさなど、今まで自分が抱いて来たメタル・ミュージックに何か新鮮な空気が触れたように全く新しい存在感にただただ圧倒されました。
このアルバムはRAMMSTEIN史上最もエレクトロニック・サウンドが多く取り入れられていたアルバムですが、例えばアメリカのNINE INCH NAILSやMINISTRY、MARILYN MANSONなどの同系統のアレンジを施すバンドと比べてもそれほどノイジーな音色ではなく、ヨーロッパのバンドらしいきめ細やかなアレンジが曲に映えています。
全体として1stアルバム[Herzeleid]よりもポップなためか、あまりこの[Sehnsucht]を気に入ってないメンバーもいるようですが、(5)Du Hast同様、今でも必ずライブで演奏される(1)Sehnsuchtや妖艶な女性ヴォーカルがフィットしている(2)Engel、怪しい雰囲気とザクザクと刻まれるギターが素晴らしい(7)Spiel Mit Mir。今聴いても失われる事のない魅力ある楽曲は2ndアルバムにしてRAMMSTEINの“らしさ”を揺るぎないものにし、続く3rd[MUTTER]でその完成形を示しました。
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2006年06月29日

Towers Of London [Blood Sweat & Towers]

B000FL7B4CBlood Sweat & Towers
Towers Of London
Tvt 2006-06-05

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以前ここで紹介したCRASHDIETとともにグラムなロックを聴かせる期待の新人
Towers Of LondonがEPに続く待望の1stアルバムを完成させました。SEX PISTOLS、HANOI ROCKS、MOTLEY CRUE、GUNS'n ROSES等、自分たちが大好きであるバンド達から吸い上げた栄養でパンクだけでもロックンロールだけでもない彼等なりの激しく尖がったロックをやっており、見た目もCRASHDIET同様80年代中期のLAメタルのように派手でイギリスの現在のロックシーンの中でもかなり異質な存在に感じます。見た目がどんなに軽薄(失礼!)でも、彼らの音楽はイギリスのバンドならではのしっかりとした芯のあるサウンドが頼もしく、ジョニー・ロットン(SEX PISTOLS)とリアム・ギャラガー(OASIS)を足したようなドニー・トゥーレットのヴォーカルは上手くはないがとてもインパクトと存在感に長けておりシンプルでポップな曲がさらにカラフルな色合いを放ち、おそらくワザとやっているであろうパタパタと軽いドラム音や要所で使用するシンガロング・パートと勢いとヴォリューム感のあるギターや(6)Kingでのストリングス・アレンジなどがタイムレスなロックバンドとしての魅力を作り上げており、昔のようにパンクとロックやメタルのリスナーが今のようにクロスオーバーしていなかった時代と比較すればとてつもなく幅広い音楽リスナーに受け入れられる可能性すら秘めていると思われます。
アルバムは1曲目から日本盤ボーナストラックを含めた15曲が強い個性とコマーシャルヒットのポテンシャルを持っており、中でも(2)Air Guitar(11)Fuck It Upの突き上げるエネルギー、ジャンプせずにはいられない(3)Kill The Pop Scene(8)On A Noose、疾走系だけではない懐の深さを見せる(6)Kingや(13)Seen It Allのシークレット・トラックSon Of A Preacherなど本当にいい曲を書いています。
Towers Of Londonはタダのいいバンドではなくスターと言われるまで登りつめて欲しいものです。こんなバンドがキッカケでロックが好きになる人が多ければ素晴らしいことだと思うから・・・

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2006年06月19日

SikTh [Death Of A Dead Day]

B000FFP08CDeath of a Dead Day
Sikth
Bieler Bros. 2006-06-06

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近年はDREAM THEATER、THE MARS VOLTAやOPETH、COHEED & CAMBRIAなどプログレッシブでアートな感性を持ったバンド達の非常にハイクオリティーなアルバムが充実しDREAM THEATER登場以降停滞感のあったプログレッシブ・ロックの世界に新鮮な空気が吹き込まれたとの印象がありました。
SikThはイギリスのバンドの中でもそうしたプログレッシブな要素を持ち将来が期待されるバンドのひとつです。
前所属レーベルとの関係悪化から移籍問題に時間がかかったそうで、1stアルバムから約3年振りのニューアルバム[Death of Dead Day] を発表しました。そのサウンドは一言で表すのは難しく、ギター、ベース、ドラムが絶えず複雑なリズムと風変わりなメロディを奏で、そこにマイキー・グッドマンの常人とは思えない奇声とジャスティン・ヒルのメロディアスなヴォーカルが乗り、予測不可能な高揚感の連続で圧倒的な存在感を放ち、これほど野心に満ちた新人は最近では彼らに勝るバンドは思い当たらない程です。
セルフ・プロデュースで望んだ本作は製作に多く時間をかけたせいかテクニカルな演奏はさらに多くの情報量で満たされ、獰猛さはさらに増し、美しさはより高みへと到達し、1stアルバムで示したSikThの音楽性はこれでひとまず完成形を見たと思える充実度を誇ります。1stアルバムと一番の違いはマイキーとジャスティンのヴォーカルでしょう。二人とも個人として表現力を増したのはもちろんですが、1曲の中での二人の声の共存度、シンクロ度が格段に増し、溶け合った二人の個性は強力なひとつの個性へと昇華しています。
そのせいか(5)In This Lightのようにジャスティンのメロディックな長所を最大限に利用した曲とそうでない曲の繋がりが全く不自然に感じず、アルバム通しての整合性は1stアルバムとは比べものになりません。他では(5)Summer Rain(12)As The Earth Spins Roundのようにミュージシャンシップ満載の曲がライブで完璧に演奏されるのを目の当たりにしたらどんなに素晴らしいだろうという思いから来日公演が楽しみになったりもします。
ただひとつ個人的に残念だったのはマイキーの超低音での語りのようなヴォーカルが(7)Mermaid Slur以外で殆どフューチャーされていない事です。とても魅力的な声だけにもっと活かしても良かったのでは?
衝撃の1stアルバムを経て、次は何をやって驚かせてやろうかと力むのではなく、自らの音楽の成熟こそ進化の証とし努力を積み重ねたこの[Death Of A Dead Day]は彼ら自身にとって今後高いハードルとなるかもしれません。

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2006年06月16日

てらっちょ (我孫子)

てらっちょ.jpg

千葉最強こってりに偽りなし!
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2006年06月13日

LACUNA COIL [Karmacode]

B000EHSVI2Karmacode
Lacuna Coil
Century Media 2006-04-04

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通算4枚目のアルバム[Karmacode]を発表したLACUNA COILはイタリア産の男女ツインヴォーカルのゴシック・メタルハンドで欧米ではとても大きな成功を納めていますが、ここ日本では全くの無風状態が続いています。
しかしEVANESCENCE成功以降の女性ヴォーカルを含んだゴシック・メタルに対する日本市場のオープンな反応とそのEVANESCENCEの[Fallen]以降LACUNA COILが出す初めてのアルバムであることを考えれば注目度も違うであろうし、この[Karmacode]の出来次第で日本での状況を変えられるかもしれません。
まだ日本の地を踏んだことがない彼等ですが欧米ではツアーに次ぐツアーでファンを増やしていきました。約4年振りとなる本作が発表されるまでにも数多くのツアーをこなしており、アルバムは特に北米ツアーで色々なバンドと廻った時に受けたインスピレーションがしっかりと注入されたとの印象を与えるものになっています。
アメリカナイズという言葉はロック・ミュージックの世界ではネガティブに捉えられがちですが、これまでの彼等のどちらかと言うと深く内側に向かっていくようなメロディーとスローなテンポの楽曲と比べて、よりリズム感・グルーヴがハッキリと前面に出ており、以前からあったクリスティーナ(Vo)のアラビア風ヴォーカルやイタリア民族音楽のエッセンス、よりエピックでポジティヴな力に満ち溢れたメロディーが目立ち、アメリカナイズといってもヨーロッパのバンドとしてのアイデンティティをしっかりと曲に注入し“一皮剥けた”印象を与えます。(2)To The Edge(3)Our Truthなどそうした印象が顕著ですが、(6)You Createのクリスティーナの幻想的なヴォーカルから爆発する(7)What I Seeの流れはこのアルバムのテーマを如実に表しています。
以前はサブ・ヴォーカル的なイメージから抜け切れなかったアンドレアのヴォーカルも大きく成長を遂げており、本作での緻密なヴォーカル・アレンジに一役買っています。
成功後のプレッシャーを乗り越えてこういう素晴らしい作品を作り上げたLACUNA COILがこのアルバムで日本でのファンを獲得する事が出来るかどうかは、来日公演を実現出来るかどうかが大きな要因となるでしょう。
来日熱望するバンドのひとつです。

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2006年06月06日

ANTI-FLAG [For Blood And Empire]

B000E6EI2GFor Blood and Empire
Anti-Flag
RCA 2006-03-21

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長いキャリアを経て、遂にメジャー移籍を果たしたANTI-FLAGのアルバム[For Blood And Empire]が晴れて国内盤も発売されました。今までの彼らをそれほど熱心に聴かなかった人も、彼らのポリティカルな主張を敬遠して聴く機会がなかった人も、今回のメジャー移籍によって彼らの音楽に直接触れる機会が増え、ファンになる人も増えるでしょう。
バンドもそれを十分意識したのか、疾走感、切れ味は失わずに随所にポップでシンガロング出来るフックを盛り込み、非常に質の高いパンクロック・アルバムとして仕上がりました。ライブでアンセムとして威力を増しそうな(1)I'd Tell You But...、ほぼ全曲そうかも知れないがファンと歌う事を念頭に置かれたポップな(2)The Press Corpse、間奏のトランペットが新鮮な(5)Hymn For The Dead、アルバム中最も短く、最もテンションが高い(8)State Funeralなどなど。どの曲もパンクのシンプルな様式とハードコアのテンション、耳を引くポップなサビが同居しており、1曲が短く曲数も適切なのでアルバム最後までがあっという間でまた頭から聴きたくなるような中毒性も有しています。
メジャー移籍をしたからって売れ線だとか、バンドのアイデンティティが失われるとかコアなファンの先入観は、このアルバムの充実ぶりを聴けば全く問題なくこれまでのANTI-FLAGであると言えるでしょう。そして誰が聴いたってカッコいいパンクロック・アルバムである事は間違いありません。

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