2008年01月12日

Madina Lake [From Them, Through Us, To You]

B000OZ2H0Mフロム・ゼム、スルー・アス、トゥ・ユー(スペシャル・プライス)
マディーナ・レイク
ロードランナー・ジャパン 2007-05-23

by G-Tools


ルックスの良いレオン兄弟が中心に結成されたわかりやすいスクリーモサウンドを鳴らす期待の新人の1stアルバム。新人のアルバムにも関わらず、JIMMY EAT WORLDやBLINK182等を手がけたマーク・トロンビーノがプロデュースを手掛けている事でもこのバンド、このアルバムへの周囲の期待度がうかがい知れます。出音はそのJIMMY EAT WORLDとLOSTPROPHETSを足したような、荒々しさよりもどちらかというと洗練されたもので、LOSTPROPHETSのイアン・アトキンスにそっくりな声質を持つネイサン・レオンのヴォーカルが中心に据えられた楽曲は1曲の中に必ず覚えやすいサビがあり、時折挟まれるループのカラフルな味付けやプロデューサーの手腕による緻密で整理整頓されたサウンドが心地よくかみあっています。
この手のサウンドに属するバンド達はシーンから埋没すること恐れるあまり背伸びしてつまらない結果になってしまうケースが急増していますが、LOSTPROPHETSと同じ方法論によってエモの繊細さと骨太なハードロックを上手くかみ合わせて、押し引きの巧みな楽曲に仕上げています。
例えば(2)Here I Stand(7)Pandoraは力強くエッジーでLOSTPROPHETSあたりを手本にしたようなメロディアスでありながらドライブ感のあるイメージを上手く捉えていて、(8)StarsではまるでLOSTPROPHETSの名曲Rooftopのように若者の胸中を鷲掴みにするような憂いと一気に爆発しシンガロングせずにはいられないコーラスが印象的な楽曲、と起伏を生み出す全体のバランスがとても優れたアルバムに仕上がっています。ヴォーカルの声質、プログラミングの多用、音楽的方向性の全てがLOSTPROPHETSとかぶっているので彼らのファンはこのMadina Lakeも歓迎できるでしょう。
サウンド的には時流に乗った感がとても強い印象なので彼らのようなバンドがこの先も生き残って行くには今ある才能+運やシーンの流れを読むしたたかな洞察力が必要になるでしょうが、ある意味普遍的なメロディーの魅力を持ったバンドなので質さえ維持すればこれからも楽しみなバンドとなるかも知れません。
posted by replicant at 19:29| Comment(0) | TrackBack(0) | music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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