2007年02月11日

I Am Ghost [Lover's Requiem]

B000I2IRLELovers' Requiem
I Am Ghost
Epitaph 2006-10-10

by G-Tools


ゴス+スクリーモな新人バンドによる1stフルアルバム。以前のミニアルバム[We Are Always Searching]がなかなか良かったので本作も期待していましたが、期待以上の出来。以前よりメタル度が若干増量し、タフになったサウンドにゴス風味の暗くせつない歌メロが絡む、ありそうでなかったタイプです。バイオリンが担当楽器の女性がヴォーカルも兼ねており、メインヴォーカルのスティーヴン・ジュリアーノとの絡みが“天使と悪魔”のようなとても良い対比と相乗効果を生み出しています。
スティーブンの歌いまわし、女性ヴォーカルの声質、前のめりな曲調とダークな歌メロなどの特徴を聴いて総合するとBLEEDING THROUGH+LACUNA COIL+MY CHEMICAL ROMANCEと形容できるかもしれません。
ゴス風味を醸し出す大きな役割を担っているのがその紅一点ケリス(Vo&Vio)の存在でしょう。単体のバイオリンが鳴らす悲劇的で情熱的で孤独感を煽る音色は、あくまでヴォーカル主体の曲に重要な1ピースを添えており、彼女のヴォーカルはLACUNA COILのクリスティーナ・スカビアに似て(あそこまで扇情力があるわけではないが)いて、曲によっては彼女がメインを張りアルバムが単調な一本道にならないための鮮明な道標となる重要な存在です。ストレートでエッジーな曲でもメロウな曲でも彼女のバイオリンやヴォーカルなどのテクスチャーが加わるとその楽曲の印象深さが変わる程で、こういったバンドのストロング・ポイントを生かすためにもメインヴォーカルのスティーヴンにはもう少し頑張って欲しいところです。
それにしても楽曲のクオリティーの高さは他の平均的なスクリーモ系バンドを完全に圧倒するものだし、第一印象の良さを聴くうちにさらに良いものに改めさせる内容の濃さは新人の成熟度からはかけ離れたものです。

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posted by replicant at 23:47| Comment(4) | TrackBack(0) | music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私もこれ聴きましたよ。クリスマスの時に記事にしたので、TBしようとしたのですが、エラーになるので、コメントにて失礼します。
ほんと、ありそうでなかったバンドですよね。すごく脂がのって勢いが感じられるし、かといって勢いだけで終わりかっていうと、きちんと聴かせるところはしっとり聴かせるし。
今後が楽しみなバンドですね(^^♪
Posted by ビィちゃん at 2007年02月12日 20:27
TB出来ませんか?設定は変えてないんですけどねぇ・・・調べてみます。

メロディーの質や世界観からも日本やヨーロッパの方が人気が出るかもしれませんね。
Posted by replicant at 2007年02月12日 22:57
彼らは本当に新人派離れしていますよね。

同じような音ばかりで質が低くなってきたと感じていたエモ/スクリ−モ/パンク/メタル界に新鮮な輝きを持ったバンドの登場は頼もしい限りです。

今後もかなり要チェックなバンド。大きく羽ばたいてくれると信じています。
Posted by ギル at 2007年02月13日 19:40
このバンドは本当に評価されて欲しいですね。

ヴァイオリニストがいたり、ベース君がピアノを弾けたりと音楽理論をかじったであろうメンバーがいるのがこの手のバンドには珍しいことですから、そういった事が激しくも理路整然としたサウンドの特徴を作っているのかもしれませんね。
Posted by repricant at 2007年02月14日 07:56
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