2006年12月03日

SUGARCULT [Lights Out]

B000G5S704ライツ・アウト
シュガーカルト
カッティング・エッジ 2006-08-30

by G-Tools


通算3作目となったSUGARCULTの新作[Lights Out]はパワー・ポップ、ポップ・パンクと呼ばれた1stアルバムのころから又さらに右肩上がりの成長曲線を描き、メンバーの人間としての成長、価値観の成熟などが歌詞や音作りに表れ、いつもながら胸をしめつける様なメロディーと非凡なポップセンスで埋め尽くされた充実の3rdアルバムとなっています。デビューアルバム[Start Static]当時からパワーポップ系でありながら他の同系バンドの“勢いまかせ”的な雰囲気のない肩の力の抜けたスマートな楽曲が印象的な彼らでしたが、アルバムを重ねる毎に良いメロディーはそのままに深みを増して、より幅広い意味でのロックバンドとなりました。
本作を聴いて最初に気付くのは曲の良さもさることながらヴォーカルのティムの表現者としての大きな成長でしょう。少々しわ枯れた声が彼の魅力ではありましたが、声音自体に感情表現がよりダイレクトに伝わるようになり新たな楽器がひとつ加わったような新鮮さすら感じます。(7)Made A
Mistakeなどは今までの彼の歌唱にはなかった“生々しさ”や“ソウル”が感じられ、説得力という点ではこれまでと違う深みが感じられる一因となっています。
楽曲は、例えるならGREENDAYの[AMERICAN IDIOT]の愁いに満ちた側面を彼らの持つポップセンスと上手くすり合わせた様な雰囲気とJIMMY EAT WORLDの曲作りの上手さに肉薄する出来を誇り、プロモーション次第では大きな成功に繋がる可能性を感じさせる良質な楽曲が並びます。勢い良く始まる(1)Lights Outからの(2)Dead Living(3)Los Angeles(8)Riotは彼ららしい勢いとメロディーの心地よさを堪能出来る楽曲として歓迎されるだろうし、(4)Do It Aloneや(7)Made A Mistake(10)Shakingは成熟した彼らのしなやかなポップセンスが光っており、前の方が良かったとは決して感じさせない魅力を放射しています。彼らが成長した分だけ、本作でまた新たにファンが増えてくれたら、と思わずにはいられません。

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posted by replicant at 18:52| Comment(0) | TrackBack(0) | music | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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